20歳の自分に受けさせたい文章講義

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20歳の自分に受けさせたい文章講義

データ

書名
20歳の自分に受けさせたい文章講義
著者
古賀史健
出版社
講談社
発行日
2012年1月

概要

「話すこと」と「書くこと」を全く別の行為としてとらえ、「話し言葉」から「書き言葉」へ変換するノウハウや考え方を解説。文章がうまくなるテクニック集ではなく、「書くことの本質」や「書けない状況を打破する方法」を学ぶことができる。

抜粋

  • 「話し言葉」と「書き言葉」の違いを知り、その距離を縮める。
  • 「学校での作文、読書感想文、起承転結、話すように書く」ではダメ
  • 書く技術は考える技術と同じ

その気持ちを「翻訳」しよう

  • 「書く」ことをやめて、「翻訳」に努める
  • あらゆる情報を頭の中で整理、再構築し、アウトプットする
  • 考えるために書く
再構築
言葉にする過程で話の内容を再構築する
再発見
語り手の真意を再発見する
再認識
自分が反応した箇所を再認識する

地図や絵、写真を言葉にしてみることで鍛えられる。

文章は「リズム」で決まる

文体を作る三要素「語尾」「主語」「リズム」

リズムとは?

文と文とのつなげ方、展開の仕方などの「論理展開」によるもの。

リズムのよい文章を書く=論理破綻しない文章を書くには?

文章構造の確認のために「接続詞」を使う。もちろん接続詞を過度に用いることは避ける。

視覚的リズム
句読点の打ち方
1行の間に必ず句読点を一つは入れることで、物理的なスペースを確保する
改行のタイミング
最大5行あたりをめどにして改行することで、文字間の圧迫感を解消する
漢字(黒)とひらがな(白)のバランス
漢字ばかり、ひらがなばかりの文章にならないようにする
聴覚的リズム

音読で文章のリズムを確認する。「当店の位置」「言葉の重複」を確認できる。

断定

断定により文章の切れ味をあげる。ただし断定した文章の前後では、しっかりとした論理展開となるように気をつける。

構成は「眼」で考える

  1. 序論(導入)、遠景をうつす客観視点
  2. 本論(本編)、近景をうつす主観視点
  3. 結論(結末)、遠景をうつす客観視点
導入

映画の予告編のつもりで。「文章を読む」という椅子に座らせる。

  • インパクト優先型(印象の強い冒頭文や結論)
  • 寸止め型(見せないことで核心部分を想像させる)
  • Q&A型(早めに結論を提供する)
論理的な文章の3層構造
主張
文章を通じて訴えたい事柄
理由
主張を訴える理由
事実
理由を補強する客観的事象

読者の「椅子」に座る

読者と同じ椅子に座ることで、文章の強度が増す。

  • 過去の自分(その情報や知識を知らなかったときの自分)
  • 特定の人物(八方美人をやめ、読者を絞り込む)
読者の「説得」と「納得」

読者を説得(押しのアプローチ、読者を押し切る)せずに納得(引きのアプローチ、読者に歩み寄ってもらう)させる。

読者の求める3要素
  1. 感情のゆさぶり(気分や現状の変化を促す)
  2. 後押し(自説の補強)
  3. 情報収集(判断の根拠)

原稿に「はさみ」を入れる

  • 「何を書くか」よりも「何を書かないか」
  • 「(折角書いたのに)もったいない」を禁句に
  • 図で描くことで論理性を検証する
  • 身近な他人、現在の自分、未来の自分に読ませてみる

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記事のデータ

公開日2013年4月22日
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