ユーザーエクスペリエンスを構成する5つの段階

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ユーザーエクスペリエンスの問題や、それを解決する方法については、
戦略、要件、構造、骨格、表層の5つの段階に分けて考えるとよい。

ユーザーエクスペリエンスとは?

「利用者(ユーザー)が何を体験(エクスペリエンス)するか」に注意を払い、ユーザーが商品やサービスと接する部分がどう機能するかを考える必要がある、という概念。

ユーザーエクスペリエンスを構成する5つの段階

ユーザーエクスペリエンスを構成する5つの段階を抽象的な順(または取り組むべき順)に並べると下記のようになる。

  1. 戦略(Strategy)
  2. 要件(Scope)
  3. 構造(Structure)
  4. 骨格(Skeleton)
  5. 表層(Surface)

下から積み重なる段階

5つの段階は次の表のように下から積み重なる構造を取る。
各段階はその下の段階に依存している。

段階ソフトウェアインターフェース
としてのウェブ
ハイパーテキストシステム
としてのウェブ
詳細度
表層(Surface)ビジュアルデザイン上層の段階ほどより具体的であり、下層の段階ほどより抽象的である
骨格(Skeleton)インターフェースデザインナビゲーションデザイン
情報デザイン
構造(Structure)インタラクションデザイン情報アーキテクチャ
要件(Scope)機能仕様コンテンツ要求
戦略(Strategy)ユーザーニーズ
サイトの目的

5つの段階の解説

戦略
ユーザーニーズ
ユーザーがそのWebサイトに何を求めているのか
サイトの目的
自分たちはそのWebサイトで何を達成したいのか
要件
機能仕様
戦略を達成するために必要な機能は何か
コンテンツ要求
提供される情報はどのようなものか
構造
インタラクションデザイン
ユーザーのアクションに対してシステムがどう振舞うか
情報アーキテクチャ
情報空間におけるコンテンツの割り振り
骨格
情報デザイン
ユーザー要求にスムーズに情報を提示する
インターフェースデザイン
ユーザーとシステムとのやりとりを助けるインターフェースを配置
ナビゲーションデザイン
情報アーキテクチャ内でユーザーが移動できるスクリーン要素一式
表層
ビジュアルデザイン
Webサイトの最終的な外観について

「ソフトウェアインターフェース」と「ハイパーテキストシステム」

ユーザーエクスペリエンスの問題を解決するに当たり、2種類のアプローチが試みられた。
ひとつはユーザーエクスペリエンスの問題を「アプリケーションデザインの問題」として考える方法であり、 もうひとつはWebを「情報配信、情報収集の手段」としてとらえ、出版、メディア、情報科学のノウハウを利用する方法である。

その結果、「ソフトウェアインターフェース」としてのウェブと、「ハイパーテキストシステム」としてのウェブという、2種類のウェブを意識した問題解決がなされてきた。しかし現在では、多くのWebサイトはこのいずれの側面も持ちあわせているため、ユーザーエクスペリエンスを考える際はこれら両方の性格を考慮しながら問題解決にあたる必要がある。

ソフトウェアインターフェースとしてのウェブ
ユーザーの遂行するタスクについて考える。そのタスクを遂行できるツールを提供するのがウェブである。
ハイパーテキストシステムとしてのウェブ
ユーザーの動きまわる情報空間について考える。情報を提供し、フィードバックを得ることができるのがウェブである。

ユーザーエクスペリエンスでもっとも重要な要素

ユーザーエクスペリエンスでもっとも重要な要素は2つある。ひとつは「コンテンツ」であり、もうひとつは「テクノロジー」である。

コンテンツ

  • 価値があるコンテンツかどうか?
  • 必要十分な情報が揃うかどうか?
  • 最新の状態に保てるかどうか?

テクノロジー

  • 必要とする表現が実現できるかどうか?
  • ユーザーのPC環境は閲覧するのに十分か?

参考

記事のデータ

公開日2011年4月26日
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