ウェブ分析の基礎

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Webサイトへのアクセス状況を分析し、改善することは、Webサイトでの情報発信力を高める基礎的な方法である。また同時に重要な方法でもある。

ウェブ分析の流れ

  1. 目標を設定する
  2. データを収集する
  3. 収集したデータを分析する
  4. 分析結果に基づいて改善策を講じる

「集計」と「分析」の違い

「集計」とはデータを集めて計算することであり、「分析」とはある物事を分解して、それらを成立させている成分、要素、側面を明らかにすることである。

目標の設定

サイトの改善を行うには「目標の設定」が不可欠である。これにより評価の基準や改善ポイントが明らかになる。

KGI(Key Goal Indicator:経営目標達成指標)の設定

  • 消費販売に拠る売上が発生するサイト・・・売上
  • 広告掲載に拠る売上が発生するサイト・・・広告枠の数×掲載率×ページビュー単価
  • コンテンツ掲載による売上が発生するサイト・・・掲載数×掲載あたりの単価
  • サイト外で売上が発生するサイト・・・諸条件から計算
  • 売上が発生しないサイト・・・満足度の計測

CSF(Critical Success Factor:重要成功要因)の策定

CSFは戦略(KGIを達成するための要件)に当たる。

戦略(CSF)と戦術の例
戦略(CSF)戦術
購入回数を増やす商品数を増やす、利用者数を増やす
流入量を増やす集客にお金をかける、オフライン広告を掲載する
購入単価を上げる関連するおすすめ商品を紹介する、まとめ買いで送料を無料にする
利用頻度を上げるメルマガを発行する、リピーター向けのキャンペーンを行う
満足度を上げるヘルプやFAQを作成する、アンケートに基づいて改善する
離脱率を下げる導入してきたページを見直す、リスティング広告を見直す
会員を増やす会員限定サービスを提供する、会員機能の露出を増やす

KPI(Key Performance Indicator:業務評価指標)の設定

「KPI」はKGI、CSFから導かれる「具体的な施策」と「具体的な目標」である。KPIはCSFによって複数設定されるため、KGI達成の方法は複数存在する。KPIは実行可能で、値の変動幅が小さく、かつ改善幅の大きいものを設定すると良い。

KGI目標A
CSF戦略A戦略B戦略C
KPI施策A施策B施策C

データの収集と調査

Google Analytics」などのアクセス解析ツールを用いて、サイトの特性や状況を明らかにすることができる。

アクセス数に関する3つの指標

ページビュー数(PV)
サイト、ページが「表示された回数」
訪問回数(セッション数)
ユーザーがサイトに「来訪した回数」
訪問者数(ユニークユーザー数)
サイトに来訪した「ユーザーの数」

訪問者数≦訪問回数≦ページビュー数

ウェブ分析に特有な4つの指標

新規ユーザー/リピーター
新規ユーザー率やリピーター率
コンバージョン
任意の目標への到達したかどうかの指標
遷移/離脱/直帰
訪問者数中、別のページに移動した「遷移率」、そのページが最後の閲覧ページとなった「離脱率」、1ページしか見なかった「直帰率」など
滞在時間
ページやサイトにどの時間滞在していたか

データの分析

集めたデータは時期的なトレンドを頭に入れたうえで分析する必要がある。

モニタリングレポートを作成する

モニタリングレポート(アクセス解析ツールのデータを定期的に記録し、まとめたレポート)を作成する。モニタリングレポートは「データ」、「グラフ」、「まとめ」から構成される。

トレンドで分析

「トレンド」とは、数値を時系列に見た場合現れる傾向のことである。ウェブ分析では現在の状態がトレンドによるものなのか、他の要因によるものなのかを見極める必要がある。

トレンドは季節毎、月毎、週毎、日毎、時間毎など様々な期間でみられる。これに売上など他のデータを組み合わせて分析する。

条件毎に分析

データを流入元、検索ワード、入り口ページ、新規ユーザー/リピーター、コンテンツなどの条件で分類して分析する。

課題を発見する10のステップ

  1. 主なトレンドの把握
  2. サイトの流入内訳(検索エンジン、検索エンジン以外、ノーリファラー)の確認
  3. 検索エンジンからの流入の分析
  4. 検索エンジン以外のリファラーの分析
  5. 入り口ページの分析
  6. 出口ページの分析
  7. 来訪者の地理情報の分析
  8. 特定ページ(サイトの中で重要なページ)の分析
  9. コンバージョン直前ページの分析
  10. コンバージョンページの分析

課題の発見と改善策

ウェブ分析の目的は「課題の発見」ではなく「課題の改善」である。

課題の発見と改善のための6ステップ

  1. 「特徴」「強み」「弱み」に分類
  2. 課題の改善策を考える
  3. 改善策の優先順位を決める
  4. 具体的な方法とスケジュールを決める
  5. 改善策のゴールを決める
  6. 改善策を実施して、評価する

参考

記事のデータ

公開日2011年6月8日
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