良い説明と悪い説明

IDIA.JP > レポート > 良い説明と悪い説明
IDIA.JP

ある事柄がよくわかるように述べることを「説明」という。情報伝達の目的が「説明」であることは多い。その事柄を「理解している人」も「理解していない人」もわかる説明が「良い説明」である。

4種類の説明

ある事柄を「説明前の理解度」および「説明後の理解度の変化」とで評価し、説明を4種類に分けることができる。

理解していない人
理解できた理解できなかった
理解している人理解できた良い説明無駄な説明
理解できなかった怪しい説明理解不能な説明

理解不能な説明

  • 「理解していない人」が理解できなかった
  • 「理解している人」も理解できなかった

内容、表現、伝え方などのいずれか、もしくは複数が間違っている説明。
例)光の速度は無限大である可能性がないと考えられない。

無駄な説明

  • 「理解していない人」が理解できなかった
  • 「理解している人」は理解できた

存在価値の低い説明。理解している人にとっては当然の内容であるが、説明に使用している用語などが難しい場合などに生じる。
例)クラウドコンピューティングは、従来のネットワークコンピューティングやSaaSを言い換えたもの、あるいは発展させたものである。

怪しい説明

  • 「理解していない人」が理解できた
  • 「理解している人」は理解できなかった

広告などで用いられることの多い説明。内容が間違っている場合や疑わしい場合に見られる。
例)空気中の電子によりイオン化したマイナスイオンは空気を綺麗にして健康に役立つ。

良い説明

  • 「理解していない人」が理解できた
  • 「理解している人」も理解できた

誰が聞いても破綻がなく、その事柄の説明として適した内容である。理解している人にとって新しい情報を含むとなお良い。
例)「情報」とは「問題を解決するために必要な知識」である。
cf.情報とは何か?

良い説明のためにできること

ターゲットを分析する
説明対象者が、その事柄に対してどれくらいの理解度なのか、また理解度の高い(あるいは低い)対象者がどれくらいの割合でいるのかを常に考える。
ダブルチェックする
その事柄を理解している人と理解していない人、両方の協力を仰ぎ、説明の内容や伝え方をチェックする。
アナロジーを用いる
説明が難しい場合は、アナロジー(説明する事柄と似たものの性質や体系に例える方法)を用いると理解度が高くなる。

まとめ

「説明」が有効であるかどうかは、説明の前後でその事柄に対する理解に変化があったかどうかで計測することができる。より良い説明のためには、説明対象者がその事柄についてどこまで理解しているのかを見抜き、構成や内容を組み立てる必要がある。

参考

記事のデータ

公開日2012年8月21日
カテゴリー
タグ
関連する記事

記事を共有する