グラフの種類と選び方

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グラフの種類と選び方

取り扱うデータと目的に応じて適切なグラフを選ぶことは、情報を正しく伝えることや、その説得力を高めることに役立つ。

棒グラフ

棒グラフは特定の軸でデータの大小を比較する場合に用いる。

棒グラフのバリエーション

集合棒グラフ
項目ごとに値を比較する
集合棒グラフたとえば・・・
  • 四半期毎の売上比較
  • 小学生男女の平均身長比較
  • BRICsのGDP比較
積み上げ棒グラフ
項目ごとに値の全体に対する貢献度を比較する
積み上げ棒グラフたとえば・・・
  • リファラー毎のアクセス数を数カ月分比較
  • 男女合わせた人口を世代別に比較
  • 主力商品の売上中に占める金額を数年分比較
100%積み上げ棒グラフ
項目ごとに値の全体に対する割合を比較する
100%積み上げ棒グラフたとえば・・・
  • リファラー毎のアクセス数の割合を数カ月分比較
  • 未婚率を世代別に比較
  • 主力商品の売上中に占める割合を数年分比較
3D棒グラフ
要素を2つの軸に沿って比較する

棒グラフ作成時の注意点

  • 棒と棒の間に隙間を設ける
  • 比較するのは最大4項目を目安にする
  • 昇順、降順、五十音順など有意な並べ方にする

折れ線グラフ

時系列など一定の間隔での傾向を見る場合に用いる。複数(概ね3つまで)の指標をプロットすることも可能。

折れ線グラフのバリエーション

折れ線グラフ
時間や項目ごとのデータの傾向を表示する
折れ線グラフたとえば・・・
  • 1970年から2010年までのGDPを表示
  • アクセス数のトレンドを一ヶ月分みる
  • 昨年と今年の月別売上を比較
積み上げ折れ線グラフ
時間や項目ごとの値の貢献度の傾向を表示する
100%積み上げ折れ線グラフ
時間や項目ごとの値の割合の傾向を表示する

折れ線グラフ作成時の注意点

  • X軸、Y軸にラベルを付ける
  • X軸が5項目以上を目安に折れ線グラフを使う。5項目未満は棒グラフを使う
  • 1つのグラフには1~3指標までに収める
  • Y軸の目盛りの単位によって印象が変わるので適切な目盛り単位を設定する

円グラフ

特定の軸でデータの比率を比較する場合に用いる。

円グラフのバリエーション

円グラフ
値の全体に対する割合を表示する
円グラフたとえば・・・
  • 自治体予算中の地方交付税の割合を表示
  • 単年の売上中における主力商品の割合を表示
  • 総アクセス中に占める検索エンジンからのアクセスの割合
分割円グラフ
円グラフの各要素を分割し、強調する
分割円グラフ
補助円グラフ付き円グラフ
円グラフの一部を抜粋し、詳細な比率を表示する
補助円グラフ付き円グラフたとえば・・・
  • 国内広告費のうち、インターネットを利用した広告の内訳を表示
  • OSシェアの詳細を表示
ドーナツグラフ
複数のデータ系列を表示することができる
ドーナツグラフたとえば・・・
  • 男女出生比率を50年前と昨年とで比較
  • 輸出入の割合を2国間で比較

円グラフ作成時の注意点

  • 円グラフは「比率」を確認するためのグラフなので、比率を書き添える
  • 円グラフの構成要素は比率の降順で並べる
  • 円グラフの構成要素が10種類以上あるときは下位要素を「その他」でまとめる

散布図

2つの軸でデータの相関関係を見る場合に用いる。また、XY座標を1系列とする2つのグループの数値をプロットする。

相関係数

2つの変数の間の相関(類似性の度合い)を示す指標。単位は無く、-1から1の間の実数値をとる。データ群が右上がりに分布する傾向(相関係数が1に近い)であれば「正の相関」があり、右下がりに分布する傾向(相関係数が-1に近い)であれば「負の相関」がある。相関係数が0であれば無相関となる。

散布図
散布図たとえば・・・
  • ページビューとコンバージョンの関係を見出す
  • 気温と清涼飲料水の売上との関係を見出す

散布図作成時の注意点

  • 2つのデータの「量」に関係があることを示すものであり、「因果関係」を示すものではない

面グラフ

時間の経過による変化の量を強調表示(面を塗りつぶすなど)する。推移や差などを視覚によって把握できる。

面グラフ
面グラフたとえば・・・
  • 総売上に対する支店Aと支店Bの貢献度の変化を視覚化
  • 癌による死亡者数の変化を癌の種類ごとに比較

面グラフ作成時の注意点

  • データ系列の小さいプロットを前面に配置し、グラフが隠れることを防ぐ

レーダーチャート

特定の情報を複数の軸で評価する場合に用いる。総合値やバランスを視覚化できる。

レーダーチャート
レーダーチャートたとえば・・・
  • スポーツ選手の能力値を視覚化
  • 2種類のキャンペーンの効果をアクセス数や売上等いくつかの要素で比較

レーダーチャート作成時の注意点

  • 外に行くほど大きい(良い、長けている)値になるように調整する

バブルチャート

3つの軸でデータの相関関係を見る場合に用いる。散布図に1軸追加したグラフ。

バブルチャート
バブルチャートたとえば・・・
  • 平均ページビューとコンバージョンの散布図に売上の値を反映

高低グラフ(株価チャート)

2つの値(最高値、最低値)の系列、またはそれに任意の値を加えた系列を持つデータを表示する。

高低グラフ(株価チャート)
高低グラフ(株価チャート)
  • 一年間の気温の変化を最高気温、最低気温、平均気温の系列で表示
  • 商品の価格の変化を最高価格、最安価格、平均価格の系列で表示

グラフを選ぶ基準

表したい内容項目数などグラフの種類
内訳1項目円グラフ
2項目以上比率100%積み上げ棒グラフ、ドーナツグラフ
実数積み上げ棒グラフ
比較3軸以上レーダーチャート
2軸折れ線グラフ、面グラフ
1軸項目数少なめ
項目数多め棒グラフ
分布変数が1つ
変数が2つ散布図
相関2軸
3軸バブルチャート

参考

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