伝わりやすい文章を書く

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伝わりやすい文章を書く

たとえ有用な情報であっても文章の書き方によっては相手に上手く伝わらないことがある。わかりやすさと読みやすさを備えた「伝わりやすい文章」を書くためのポイントをまとめた。

文章の読みやすさに関わる注意点

できるかぎり日本語を使う

対象とするユーザーを考慮しながら不要なカタカナ語を減らす。一方ですでに外国語で浸透しているものを日本語に置き換えることはしない。

「です・ます調」「だ・である調」を統一する

優しく丁寧な感じになるが説得力にかける「です・ます調」で書くか、説得力がある反面突き放した印象になりがちな「だ・である調」で書くかを予め判断し、統一して使用する。

句読点を正しく使う

実際に音読することで不自然にならない程度の読点と、文章の明快さや論理性を補完するような句点を適切に使う。

ら抜き表現、い抜き表現を避ける

「見れる」「食べれる」などの「ら抜き表現」、また「してる」「使ってる」などの「い抜き表現」は避ける。

見出しを用いる

ユーザーは訪問したWebサイトに必要な情報があるかどうかを瞬時に判断する。内容の要約として、またユーザーを惹きつけるキャッチコピーとして見出しを用いる。

段落、改行を適切に用いる

ユーザーは長文を好まない傾向がある。読みやすさや内容の区切りを考慮しながら適切に段落分けしたり、改行する必要がある。

文章を見直す、音読する

書いた文章は時間を開けて必ず見直し、校正する。また音読することで読みやすい文章かどうかを判断する。可能であれば自分以外の誰かに読んでもらい、修正すべき点を挙げてもらう。

文章のわかりやすさに関わる注意点

結論、ポイントは最初に書く

重要なポイントは最初に述べる。また書き出しでユーザーを文章に引き込む工夫をする。

括弧書きで補足する

難解、難読、または一般的ではない用語については括弧書きで読みや意味を補足する。対象とするユーザーのその情報に対するリテラシー(理解し活用する能力)も考慮する。

複雑な情報ほど単純に提示する

「複雑な情報は複雑な形で提示しなければらない」という通念を捨て、複雑な情報ほど単純に提示できるように心がける。

対象とするユーザーの読解力を考慮する

単純に提示した情報は万能ではない。文章の連続性や速読性を維持するためにも、(その内容についてのリテラシーが高いユーザーに対しては)単純すぎない言い回しで書かれた文章が必要である。

指示代名詞、接続詞の数を減らす

「ここ」「そこ」「あそこ」などの指示代名詞、また「だから」「しかし」「したがって」などの接続詞を少なくして、簡潔で理解しやすい文章にする。

箇条書きを用いる

箇条書きは重要なポイントの数を目視することができ、内容を簡潔にまとめるには便利な方法である。

括弧の使用用途に統一性を持たせる

括弧の使用例
種類呼び方用途
「」かぎ括弧会話、引用、固有名詞、慣用句、強調
『』二重かぎ括弧書名、「」内で用いる「」
()丸括弧補足、注記、読みがな、外国語、省略
[]大括弧見出し、引用、参照、強調
【】隅付き括弧見出し、注記、強調
〈〉山括弧強調
“”ダブルクォーテーション外国の書名、外国語、強調
‘’シングルクォーテーション強調

記号の使用用途に統一性を持たせる

記号の使用例
種類呼び方用途
疑問符疑問、質問
感嘆符驚き、感激
中黒並列、同格、人名の区切り
三点リーダ省略、無言
ハイフン補足、詳細
波ダッシュ範囲、期間
スラッシュ並列、同格、区別
米印注記、参照
アスタリスク注記、参照

WebやPCを利用して読む文章特有の注意点

英数字を半角で表記する

半角のほうが様々な環境で表示した際の「ぶれ」が少なく、安定して意図した表示をすることができる。また桁数の大きな数字は単位語(千、億など)を使用する。

機種依存文字を使用しない

ローマ数字、括弧書き文字、丸囲み文字、丸囲み数字、年号、単位、ミニ文字、特殊文字、数学記号などの機種依存文字は使用しない。

フォントサイズに注意する

高齢者や解像度の低いディスプレイで利用するユーザーの多いサイトは大きいサイズのフォントを使用する。

文字と背景のコントラストを高くする

明るい背景に暗い文字、または暗い背景に明るい文字で表現する(前者のほうがベター)。文字の背景には模様やテクスチャーがないほうが読みやすい。

テキストの幅と行間隔

テキストの幅が80文字以上あると視覚的な処理能力は早くなるが、ユーザーが好むのは35文字から55文字という短めのテキスト幅である。また文字サイズよりも大きい行間隔をあけると見やすくなる。

参考

記事のデータ

公開日2011年2月18日
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