Webサイト戦略の立案

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たとえ規模の小さなサイトであっても、ニーズを意識して戦略を立て、それに基づいたサイト制作や運営をするべきである。

Webサイト戦略立案の目的

Webサイトを制作する際は、「Webサイト運営の目的(ビジネスニーズ)」と「ユーザーのサイト利用目的(ユーザーニーズ)」の両者の視点を常に意識し、これを元に、戦略策定、設計、運営など各段階における判断を行う。

Webサイト戦略立案のステップ

  1. Webサイトの目的の設定
  2. ターゲットユーザーの定義
  3. ユーザーニーズと心理の想定
  4. ユーザー環境の定義
  5. ユーザー行動シナリオの策定

Webサイトの目的の設定

Webサイトを立ち上げ、運営する目的を明文化しておく。

  • 経営戦略、事業戦略など上位の戦略から導出する(垂直方向の視点)
  • 他の媒体との役割分担を明確化する(水平方向の視点)
  • Webサイトの具体的な目標値を立てる
    • アクセス数
    • 問い合わせ数
    • 販売数
    • 販売額
    など、測定可能で比較可能な指標を目標値とする
  • 検証を通じて目標を見直す必要もある

ターゲットユーザーの定義

実際のユーザーと想定しているユーザー像は大きく異なる。

  • 収益性の高いユーザー
  • 規模の大きいユーザー
  • Webサイト利用意向の高いユーザー
ユーザー行動に影響を与える要素例
  • デモグラフィック属性(年齢、性別、居住地、年収など)
  • 趣味、嗜好
  • インターネット利用環境
  • IT技術の習熟度
  • 取り扱う商品やサービスへの習熟度、関心度

ユーザーニーズと心理の想定

ユーザーがそのサイトで知りたいと考えている情報、使用したい機能、達成したい事柄を考える。

「自サイトの強みや提供できる価値」、また「インターネットによる強みや提供できる価値」がユーザーにとっての価値と合致するポイントを見出す。

インターネットの相対的な長所
  • 自主性、独立性(ユーザーのタイミングで利用できる)
  • 手軽さ、偏在性、速報性(最新の情報がどこでも入手できる)
  • 詳報性、検索性、網羅性(紙媒体などよりも詳しい情報が入手できる)
  • 特異性、独占性(インターネットのみの特典や利便性がある)
  • 低コスト、平等、爆発性(誰にでも利用することができる)

ユーザー環境の定義

「認知経路と利用状況」「物理的環境」「競合、代替、仲間の把握」という3つの観点からユーザー環境を定義する。

認知経路と利用状況

自サイトの存在を知るきっかけやサイト訪問までの流れを想定する。また利用時間帯や利用頻度などの利用状況も想定する。

物理的環境

利用するデバイス、利用OS、接続速度、利用している場所、モニターの解像度、ブラウザの種類などを想定する。

競合、代替、仲間の把握

自サイトのユーザーを奪う「競合サイト」、自サイトの不足を補うような「代替サイト」、自サイトの利用を促進する「仲間サイト」を調査する。

ユーザー行動シナリオの策定

ユーザーがサイトのゴールに辿り着くまでの道筋を策定する。これは「サイトを利用したユーザーの典型的な行動」とは異なり、サイトにアクセスするまでの状況やサイト利用後の行動まで想定したシナリオをつくる。

  1. 欲求=情報を欲する
  2. 探索=情報を得ることができるWebサイトを探す
  3. 認知=Webサイトを知る
  4. 閲覧=Webサイトをみる
  5. 比較=他のWebサイトと情報を比べる
  6. 決定=行動を決める
  7. 行動=実際に利用する

参考

記事のデータ

公開日2011年2月17日
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