デザイン思考が世界を変える

データ
- 書名
- デザイン思考が世界を変える
- 著者
- ティム・ブラウン
- 翻訳
- 千葉敏生
- 出版社
- 早川書房
- 発行日
- 2014年5月
概要
内在的なニーズを探り出し、飛躍的な発想で生活を豊かにする「デザイン思考」。これをデザイン、研究、開発部門のみではなく組織全体に浸透させれば、持続的にイノベーションを生み出すことができる。現代におけるデザインとイノベーションの必要性と、組織を蘇らせる方法について。
抜粋
デザイナーとデザイン思考家
- デザイナー
- 実務的な制約の中で人々のニーズと利用可能な技術的資源とを結びつける、ニーズを需要にかえる
- デザイン思考家
- デザイナーの考え方や取り組み方でイノベーションを起こす
イノベーションの三つの空間
- 着想(インスピレーション)
- ソリューションを探り出すきっかけになる問題や機会
- 発案(アイディエーション)
- アイデアを想像、構築、検証するプロセス
- 実現(インプレメーション)
- アイデアをプロジェクトルームから市場へと導く行程
成功するデザインプログラムの三つの要素
- 洞察(インサイト)
- 他者の行動や生活から学び取る
- 観察(オブザベーション)
- しないことに目をむけ、言わないことに耳を傾ける
- 共感(シンパシー)
- 他人の身になる
組織とデザイン思考
- デザイン思考は集団で考えるが、「集団思考(集団合議に置いて不合理あな意思決定が容認されること)」とは異なる
- 最善のアイデアが生まれるのは組織の生態系全体に実験を行う余裕がある場合のみ
- 変化し続ける外敵要因にさらされている人は、それに対応するのに適しており、なおかつ意欲もある
- アイデアの良し悪しはアイデアの発案者が誰であるかで判断してはいけない
- 口コミを生み出すアイデアを支持し、アイデアは生の声による支持を得るべき
- 上層部の園芸的スキルをもって、アイデアを育てる、切り落とす、採り入れる
- 組織に方向感覚をもたらし、メンバーが行動を待たなくて良いように目標を明確にする
デザイン思考のツール
- 収束的思考(解を導き出す)⇔発散的思考(選択肢を増やす)
- 分析(アナリシス)⇔総合(シンセシス)
- プロトタイプ
- ブレインストーミング
- ビジュアルシンキング
- マインドマップ
- ストーリボード
- カスタマージャーニー
- 付箋
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記事のデータ
文責 | |
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公開日 | 2014年10月13日 |
カテゴリー | |
タグ | ユーザーエクスペリエンス/情報を利用する/発想法/経営とビジネス |
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