ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと

データ
- 書名
- ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと
- 著者
- 斉藤徹
- 出版社
- 日本経済新聞出版社
- 発行日
- 2011年11月
概要
ソーシャルメディアが社会にもたらす変化をふまえ、新しい時代の「あるべき企業像」について提言する。すべての顧客接点で最良のブランド体験を提供するための組織のあり方やリーダーシップ、企業を変革するためのステップに言及。ソーシャルメディアが誘起するビジネスのパラダイムシフトをまとめている。
抜粋
「製品関与マップ」からソーシャルメディアでの販促に向いた製品を考える
高関与(購入の際の検討時間が長い) | |||
---|---|---|---|
論理的(検討が論理的) | A | B | 感覚的(検討が感覚的) |
C | D | ||
低関与(購入の際の検討時間が短い) |
L・・・Learn
B・・・Buy
F・・・Feel
A:高関与論理的(顧客満足度相関関係61%)
- L→F→B
- 高額商品
- 家電、精密機械
- 生命や財産に関わる商品
B:高関与感覚的(顧客満足度相関関係68%)
- F→L→B
- 高額商品
- 高級嗜好品
- デザイン性やファッション性が重視される商品
C:低関与論理的(顧客満足度相関関係33%)
- B→L→F
- 低額商品
- 効用が重視される商品
D:低関与感覚的(顧客満足度相関関係40%)
- B→F→L
- 低額商品
- 普段から気軽に利用するコモディティ商品や食品など
「B:高関与感覚的」がソーシャルメディアでの販促に向いた製品とかんがえられる。「販促」という言葉の捉え方によっては対象製品が広がる。
ソーシャルメディアで共感される会社になるための5つのポイント
- 社会に対する自社の付加価値を見直すこと(ブランド哲学の見直しと共有、アイデンティティの明確化)
- 顧客に対する貢献姿勢を明確にすること(一時的に利益に反しても長期的に信頼を得ようとするアドボカシー)
- 信頼される企業になること(コアバリューの実践)
- 生活者と同じ目線で対話交流をすること(生活者の声を恐れて閉じこもらない)
- 社会に対する貢献姿勢を明確にすること(世界をよりよい場所にする)
amazonでみる
記事のデータ
文責 | |
---|---|
公開日 | 2013年1月25日 |
カテゴリー | |
タグ | おすすめ/ユーザーエクスペリエンス/企画と戦略/情報を利用する/情報を集める/概念/歴史/経営とビジネス |
関連する記事 |