横井軍平ゲーム館 RETURNS ゲームボーイを生んだ発想力

データ
- 書名
- 横井軍平ゲーム館 RETURNS ゲームボーイを生んだ発想力
- 著者
- 横井軍平、牧野武文
- 出版社
- フィルムアート社
- 発行日
- 2010年6月
概要
「ゲームウオッチ」や「ゲームボーイ」、「ラブテスター」など任天堂で数々のヒット商品を手がけた横井軍平氏の自伝ともいえる一冊。横井氏の思考法や発想法、哲学を知ることができる。「横井軍平ゲーム館」(アスキー・1997年)の改訂復刻版。
抜粋
- 横井氏の開発哲学は「枯れた技術の水平思考」というもの。先端技術ではなく、使い古された技術の使い道を変えてみることによって、全く新しい商品が生まれるという考え方だ。
- ブロックで遊んでいる子供をよく見てみると、形を作るというのは実は前段階にすぎない。多くの子供が作ったブロックを壊すことに快感を感じているのである。
- この十字キーの原型はジョイスティックである。これを薄型ゲーム機であるゲーム&ウオッチに組み込むために、十字キーが生まれた。その後、部品が一つで済み、耐久性にも優れ、操作もしやすいという数々の利点が発見され、ファミコンにも採用されることとなった。
- リンゴはちゃんとモノクロでも赤く見える。昔の映画だって、カラーだったか白黒だったか、あまり覚えていないものでしょう。人間は色を概念としてみてしまうんですね。
- 売ることに徹すること、技術者の見栄を捨てることが、私の開発哲学です。
- あるユーザーがあるニーズを言ったときに、それを聞いて技術者がものを作っていこうとすると、自分の技術で「あれもできる。これもできる」ということで、ユーザーが求めている以上のことを付け加えてしまう。
参考
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横井軍平ゲーム館 RETURNS ゲームボーイを生んだ発想力
記事のデータ
文責 | |
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公開日 | 2012年7月17日 |
カテゴリー | |
タグ | おすすめ/ユーザーエクスペリエンス/企画と戦略/思考法/情報を利用する/発想法 |
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