デザインにおける4つの基本原則

デザインの基本となる「コントラスト」「繰り返し」「整列」「近接」という4つの原則についてまとめた。
4つの基本原則
- コントラスト
- 繰り返し
- 整列
- 近接
「項目」と「要素」について
あるデザインの構成部品を「項目」、項目のもつ特徴(色、サイズ、形、空間、質感、書体など)を「要素」とする。
コントラスト(Contrast)
ある要素を他の要素に似せてしまうことを避ける。
コントラストの目的
情報の構造を視覚化する。また情報の焦点を明示する。
コントラストの方法
他の項目と異なる要素を適用し、強調する。
- 情報の重要度に順位をつける
- 違いが明らかな強調をする
コントラスト適用前

コントラスト適用後

繰り返し(Repetition)
ある要素を全体を通して繰り返す。
繰り返しの目的
デザインの統一感とリズム感、心地良さを演出する。
繰り返しの方法
すでにデザイン上に存在する繰り返しを見つけて、強調する。
- 過剰な繰り返しは逆にデザインを混乱させる
- 繰り返しの中で「コントラスト」を意識する
繰り返し適用前

繰り返し適用後

整列(Alignment)
ある項目を配置する際には他の項目と視覚的な関連性を持たせる。
整列の目的
全体を整然とした印象にし、統一感を出す。
整列の方法
項目をどこに置くかを常に意識し、他の項目と整列させる事ができるかどうかを考える。
- 中央揃えを多用しない
- ひとつのデザイン上で複数の整列法を使用しない
整列適用前

整列適用後

近接(Proximity)
関連のある項目はグループ化してまとめる。
近接の目的
近接の目的は情報の構造化にある。また効果的な余白を生むこともできる。
近接の方法
全体をみて、情報を構造化したブロックの数が5個以上ある場合はさらにグループ化することができないかを考えてみる。
- 孤立した項目がないようにする
- 関連のない項目間に関係を作らない
- 均等な空白で分けられたグループはそれらが同格であることを意味する
近接適用前

近接適用後

参考
記事のデータ
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公開日 | 2011年3月2日 |
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タグ | おすすめ/ビジュアルデザイン/情報を表現する/理論/用語 |
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