シルエットでもわかるブランド商品

大量生産、大量消費の社会では非常に多くの商品が登場し、消えていく。しかし数は多くないものの、長く愛され定番となる商品もある。それらの多くはシルエットでもそれが何であるか判断できるほど、個性的で魅力のあるデザインを備えている。そのような商品を集めて比較することで、好まれるデザイン、息の長いデザインに共通してみられる要素は何かを考える。
食品・飲料
特に飲料のボトルには個性的なデザインが多い。ペットボトルの普及によってモノとしての魅力は減じたものの、ボトルのデザインに力をいれているメーカーは少なくない。
玩具、趣味
玩具では、子どもに好まれ、かつ安全を考慮した形のデザインが求められる。2世代、3世代以上にわたって親しまれる玩具も多く、認知度が高いものも多い。
日用品、身の回り品
日用品のデザインはいわゆる「機能美」によるところが多く、使いやすさを突き詰めたデザインがその商品を代表する形状となっている。
車、バイク
工業デザインの代名詞でもある車やバイクのデザインには優れたデザインが多くみられる。継続して高い人気を維持していながらも、大胆なモデルチェンジを行ったメーカーもあるが、これまでのデザインを踏襲し、ブランドイメージを維持できるデザインにしている。
家具、電化製品
家具の中でも「椅子」は多くのデザイナーが取り組む題材の一つである。商品選択の際には「機能」が優先的な要素である電化製品であっても、ヒット商品には共通して優れたデザインが施されていることがわかる。
魅力的な工業デザインのエッセンス
- 機能を最もシンプルに実現するデザインである
- 使いやすさの追求から生じたデザインである
- 有機的な曲線によるデザインである
参考
記事のデータ
文責 | |
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公開日 | 2011年4月23日 |
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タグ | ビジュアルデザイン/企画と戦略/実践例/情報を表現する |
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