情報のSN比

ある情報のまとまりの中に存在する「意味のある情報」と「意味のない情報」の比率を「SN比」という。SN比が高いほうが情報は伝わりやすい。
シグナルとノイズ
「SN比」とは本来、情報工学の分野で用いられる「信号量(Signal)と雑音量(Noise)の比」を指す。情報デザインでは「意味のある情報」をシグナル、「意味のない情報」をノイズとして、その比について考える。ノイズが多くなると、情報が上手く伝わらなかったり、本来意図しない内容が伝わる可能性がある。
情報伝達におけるノイズの原因
- 過度な装飾
- わかりにくいアイコン
- 不適切なグラフ
- 不明瞭な文章
- 余白のない構成
SN比を高める方法
色やコントラストで強調する

有意な情報はそうではない情報よりも強調して目立たせる。
過度な装飾を省く

色や強調の使い過ぎを見直し、最低限の装飾を施す。
簡潔な文章を書く

文章は構成を吟味し、無駄な部分をそぎ落とす。
表現の慣例や基準に従う

その情報を表現するのに一般的な慣例や基準があればそれに従う。
適切なアイコンを使用する

アイコンは分かりやすく、適切なものを使用する。
不要な要素を削除する

削除しても問題ない要素は積極的に削除する。
参考
記事のデータ
文責 | |
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公開日 | 2011年2月28日 |
カテゴリー | |
タグ | おすすめ/情報を伝える/情報を表現する/意図した通りに伝える/理論 |
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