シンキングマップ

図や表を使って考えると思考が整理しやすく、新しい発想も生まれやすい。「シンキングマップ」と呼ばれる様々な思考図についてまとめた。
円で考える
サークルマップ
対象の定義と関連する事柄を考える際に用いる。

サークルマップの例
- りんご
- 果物、甘酸っぱい、赤い、青森、ジュース、頬
- サッカー
- スポーツ、球技、ブラジル、11、フットサル、マラドーナ
バブルマップ
どのような性質も持っているのかを考える際に用いる。

バブルマップの例
- バナナ
- 甘い、黄色い、安い、白い、曲がっている、人気がある
- 猫
- かわいい、やわらかい、目が光る、すばしっこい、冷たい
ダブルバブルマップ
2つの項目を比較して共通点を見出すの用いる。
どのような性質も持っているのかを考える際に用いる。

ダブルバブルマップの例
- 懐石料理
- 箸、出汁、ごはん
- フランス料理のコース
- 専用のカトラリー、ストック、パン
- 共通要素
- 素材重視、一品ずつ配膳、デザート
ベン図
全体の構造や性質、要素の帰属について考える際に用いる。

線で考える
ツリーマップ
分類を考えるのに用いる。

ツリーマップの例
- 楽器
- 管楽器(トランペット、サックス)、弦楽器(バイオリン、チェロ)、打楽器(マリンバ、ティンパニ)
- 乗り物
- 2輪(自転車、バイク)、4輪(自動車)、キャタピラー(戦車)
ブレイスマップ
全体を明らかにし、構成要素を考えるのに用いる。

ブレイスマップの例
- 人体
- 頭部(目、鼻、口、耳)、胸部(腕、胸)、腹部(足、性器)
- アジア
- 東アジア(日本、台湾、モンゴル等)、東南アジア(フィリピン、タイ等)、南アジア(インド、ブータン等)、西アジア(トルコ、バーレーン等)
ブリッジマップ
類似、掃除比較をし、置き換えの発想を促す際に用いる。

ブリッジマップの例
- 漫画の主人公
- のび太(ドラえもん)、ルフィ(ワンピース)、孫悟空(ドラゴンボール)
- 主力商品
- NINTENDO 3DS(任天堂)、Windows7(マイクロソフト)、iPhone(Apple)
四角で考える
フローマップ
連続やつながり、順序を考える際に用いる。

フローマップの例
- おむすびのレシピ
- ご飯を炊く→手を水に濡らし塩を適量のせる→ご飯を握る→海苔を巻く
- 風が吹けば桶屋が儲かる
- 風で土ぼこりが立つ→土ぼこりによって盲人が増える→盲人が仕事のために三味線を買う→三味線用の胴に張る猫皮が必要になりネコがいなくなる→ネコが減るのでネズミが増える→ネズミが桶を囓る→桶の需要が増えて桶屋が儲かる
マルチフローマップ
原因、理由、動機と結果、効果、影響について考える際に用いる。

マルチフローマップの例
- ITベンチャーの起業
- (就職難、ブロードバンドの普及)→「ITベンチャーの起業」→(過当競争、ブラック企業)
- ダイエット
- (二重あご、お腹の脂肪、息切れ)→「ダイエット」→(快眠、恋愛成就、リバウンド)
キュービング
対象のある事柄について多角的に発想する際に用いる。

キュービングの例
- 雑誌広告
- 連想(記事広告)、応用(新聞広告)、分析(発行部数と読者層の研究)、比較(Web広告)、支持・不支持(費用対効果が低いので不支持)、描写(信頼感の演出が難しい)
- 自転車通勤
- 連想(環境にやさしい)、応用(原付)、分析(10万円前後)、比較(徒歩と電車)、支持・不支持(健康によいので支持)、描写(雨の日が大変)
参考
記事のデータ
文責 | |
---|---|
公開日 | 2011年9月22日 |
カテゴリー | |
タグ | 企画と戦略/思考法/情報を利用する/情報を整理する/技術と手法 |
関連する記事 |