デル デジタルハイエンドシリーズ U2713HM 27インチワイドモニタ LED搭載

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デル デジタルハイエンドシリーズ U2713HM 27インチワイドモニタ LED搭載

データ

メーカー
DELL

レビュー

概要

LEDバックライト搭載の27インチディスプレイ。大きく広い画面を手頃な価格で手に入れることができる。

良いところ

まずは画面の大きさについて。おそらく日常的なPCの利用(インターネットやメール、文書作成など)の範囲であれば、画面サイズが21インチもあれば不満なく使用できるはずである。OSもアプリケーションも進化しており、タブや隠れるメニューなどによる表示の工夫によって小さい画面サイズであってもストレスなく使うことができる。しかし、メールと、ブラウザと、画像編集と、表計算と、というように、一度にたくさんのウインドウを同時に表示しながら作業したい場面はたくさんある。画面は大きければ大きいほど良いのだ。一度大きな画面を体験すると、元には戻れないことがそれを証明している。

次に、画面の広さについて。広さは大きさと同義のように思われるが、ここでは「解像度」を「広さ」と表現した。同じ27インチのディスプレイでも、解像度が「1920×1080(いわゆるフルハイビジョン)」であるものと「2560×1440」であるものでは、一度に表示できる情報の量が大きく異なる。画面の広さについても、常識的な範囲であれば。広ければ広いほど良い。

画面が大きく(27インチ以上)、広い(2560×1440以上)ディスプレイ。少し前までは相当の出費を覚悟しなければ手に入れることはできなかった。しかし、いまや50,000円を切る価格でこの両方を満たすディスプレイを買えるようになった。32型の液晶テレビが3万円前後で購入できる昨今、パソコン用のディスプレイに50,000円出費することを「お手頃である」というのは憚られるが、1m内外の距離で見ることを前提としたPC用ディスプレイは液晶TVに比べて圧倒的に高精細であることを知っておきたい。

LEDバックライトを搭載した液晶はいまや珍しくもないが、大画面になればなるほどその効果は顕著になってくる。24インチ以上の液晶ディスプレイで、蛍光管バックライト仕様のものを使ったことがある方は、その放熱に悩んだことが一度ならずあるはずだ。いまや27インチの大画面を、極僅かな電力で作動させることができる。当然、無駄な熱の発生も少ない。

実力派のU2713HMが備えている、小さいながらも嬉しい特徴がUSB3.0のハブ機能だ。現在、USB2.0が広く普及しており、より高速なUSB3.0が登場したものの、その仕様や使い勝手、デザインなどの理由から積極的に置き換わることはできていない。周辺機器も開発スピードが遅く、一番需要の有りそうなUSBハブでさえ片手で数えられるほどの選択肢しかない、という状況だ。PC側は薄型化、軽量化がすすみ、搭載するUSBインターフェースの数も少なくなる傾向があり、同時に2つ以上のUSB機器を接続するのに頭を悩ませることも多い。そんな中、ディスプレイにUSBハブ機能が、しかもUSB3.0の規格で実装されていることは嬉しい限りだ。U2713HMはアップストリーム1つ、ダウンストリーム4つのUSBポートを備え、電源供給機能もあるのでスマホやタブレットの充電、電源が必要な外部記憶装置などの接続も思いのままである。

気になるところ

付属品が少ない。正確には、欲しい付属品は付いていないのに不要な付属品が付いている。おそらく「初めての外付けディスプレイ」としてこのモデルを選ぶユーザーは少ないと思われる。また、「2560×1440」の本領を発揮するためにはそれなりのグラフィック表示機能を搭載したPCで、より高精細に表示したいプロユースのユーザーがターゲットのはずである。にも関わらず、アナログVGAケーブルが標準で付属する必要性があるだろうか。かわりに、Macで使用できる「ディスプレイポート-ミニディスプレイポートケーブル」を付属するとか、DVIケーブルとの選択制にすればよいのに、と思う。

ディスプレイ側の様々な設定は、フレーム右下の物理スイッチで行う。タッチ式スイッチと比べると「押す感触」というフィードバックがあるため、良い面もあるが、液晶ディスプレイの物理スイッチ周りは作りが粗雑なことが多く、接触不良という単純な故障のリスクもあるため、一概に褒められる仕様ではない。

解像度も色の再現性も概ね満足できるレベルではあるが、初期設定の明るさやコントラストがきつすぎること、またウインドウ操作時に暗部周辺に白浮きが見られることなど気になるポイントがないわけではない。U2713HMと同じ液晶モジュールを使ったディスプレイが幾つか販売されており、それらの中では優秀な部類に属するようだが、基盤やソフトウェアで調整できるのであれば改良を加えた次期モデルに期待している。

まとめ

27インチで2560×1440という解像度のディスプレイは市場に出始めて間もない、成熟していない商品である。また同等の解像度で30インチのディスプレイも販売されているが、10万円超とまだまだ高すぎる。同商品は性能と価格のバランスが良く、十分に満足できる商品に仕上がっている。また、直販で購入した場合に限るが、ドット抜け(明点のみ)保証があるのも嬉しい。一度に表示できる情報量は多ければ多いほど良い、というのはもはや疑う余地のない事実であり、このディスプレイはそれを体感できるツールの一つである。液晶ディスプレイを検討しているすべての方に、1番目か2番目の候補としておすすめできる1台だ。

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デル デジタルハイエンドシリーズ U2713HM 27インチワイドモニタ LED搭載

記事のデータ

文責IDIA.JP
公開日2013年1月21日
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